50代ナースの転職チャレンジ

50代ナースにおすすめの転職先はクリニック

体力に不安があるなら「クリニック」

体力に不安があるなら「クリニック」

クリニックとは

クリニックは診療所や医院とも呼ばれています。いわゆる開業医と呼ばれる医師が開いた機関で、風邪などの身近な病気の予防や治療を行っています。また、糖尿病や皮膚病といった慢性疾患の管理や治療を専門的に行うところもあります。規模はそれほど大きくなく、医師の人数は1人~3人、ナースも数人しかいません。入院設備を併設しているところは少なく、大きな手術にも対応していません。子どもからお年寄りまで幅広い年代の人が訪れ、「街のお医者さん」として重宝されています。
クリニックで働くメリットは夜勤がないことです。日勤のみで休日もしっかり取れるため、育児や家事と仕事を両立させながら働きたいというナースから人気があります。

ナースの役割

クリニックで働くナースの主な仕事は診療のサポートです。診療を受ける前の問診やバイタルサインの測定、検査の説明や治療のサポート、採血、点滴など多岐に渡っています。また、受付や電話対応、薬品や備品の管理、清掃などナース業務以外の仕事を行う場合もあります。
厚生労働省によると、全国にある病院数は約8,401施設ですが、クリニック数は17万628施設あるそうです。このうち、歯科診療所を除いたクリニック数は10万1,837施設でした。つまり、日本にある医療機関の多くはクリニックである、ということです。ひとつの施設に配置されているナースの数はそれほど多くありませんが、施設の数が多いため、求人数も多く自分の希望に合う条件の職場が見つかりやすい状況です。

1日のスケジュール

クリニックで働くナースの姿がイメージしやすいように、1日のタイムスケジュールを見ていきましょう。
出勤は大体8:00~8:30頃です。予約されている患者のカルテを揃えたり、診療の準備をしたりします。
クリニックによって開院時間は異なりますが、9:00から診療を開始するところが多いようです。診療を開始したら医師のサポートをしたり、問診やバイタルを測定したりします。クリニックでは予防接種や健診の患者も多いため、注射や採血の回数も多く処置をしているとあっという間に時間が過ぎていきます。
午前の診療が終了したらお昼休みです。大体2時間ほどあるため、昼食を摂ったりしながら休憩します。
休憩が終わったら午後の診療開始です。午前に引き続き、医師のサポートをしたり、問診をしたり、注射や採血をしたりします。もし、より詳しい検査や診療が必要な患者がいたら、外部検査の予約をしたり、総合病院への紹介手続きを行ったりします。
午後の診療がすべて終了したらカルテをチェックし、物品の補充や清掃をします。すべての業務が終わったら勤務終了です。閉院時間は大体18:00頃ですので、緊急対応がない限りは遅くとも19:00前には帰路につけるでしょう。

転職成功への道のり